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大丸松坂屋百貨店 : 経営統合における人事制度改革と人事部の役割

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大丸松坂屋百貨店は、「大丸」「松坂屋」として全国主要都市に店舗展開する、日本を代表する百貨店企業である。同社は、老舗百貨店の大丸と松坂屋が2007年9月に持ち株会社を設立して、大丸および松坂屋をその傘下とする経営統合を行った後、2010年3月に大丸と松坂屋を合併し、百貨店事業会社を一体化したことで誕生した。経営統合の主眼は、大丸の高効率な店頭オペレーションの移植による松坂屋の収益改善であり、それを支える人事制度改革の中心は、職能資格制度の松坂屋に大丸の職位等級制度を適用し、両社の人事制度を統合することであった。経営統合時の人事制度統合は難しい課題であるが、大丸松坂屋百貨店は、経営統合ならびに事業会社合併において、従業員の不満や混乱を生じさせることなく統合に成功した。本ケースでは、経営統合における人事制度改革と、それを推進する人事部の役割について考える。

【書誌情報】

ページ数:19ページ

サイズ:A4判変形

商品番号:TYKZ00172

登録日:2021/9/21

発行号:2021年秋号

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