日東電工 : 逆浸透膜市場におけるシェア逆転のプロセス
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純水と食塩などの溶液を半透膜で区切ると、純水側から溶液側に半透膜の孔を通じて水の分子が引っ張られる。その際に純水側から半透膜へかかる浸透圧以上の圧力を溶液側からかけると、水の分子は半透膜の孔を通じて溶液側から押し出される。この原理を利用して水をろ過・精製するのが、逆浸透膜技術である。特に、同技術が用いられる場面で注目されているのは、海水から塩を分離して飲料用などの淡水を造り出す市場だという。本ケースでは、日本のメーカーが逆浸透膜技術によって、世界の海水淡水化用逆浸透膜市場の7割近くを占めるに至った過程を振り返りながら、当初技術的に劣位にあった日東電工が、日本のトップメーカーだった東レにどのようにして追い着き、近年海水淡水化用逆浸透膜市場において揺るぎない高い競争優位を築き上げることができたのか、その理由について、同社のユニークな事業展開に関する経営戦略に焦点をあわせて考察する。
【書誌情報】
ページ数:20ページ
サイズ:A4判変形
商品番号:TYKZ00120
登録日:2015/3/18
発行号:2015年春号