東洋紡 : 逆浸透膜の開発と事業展開
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国内外で水事情に苦しむ地域がある。このような地域向けに海水から淡水を造って供給する高度な水処理の技術に欠かせない製品が、逆浸透膜のなかでもRO膜と呼ばれる分離膜である。かつて世界最大級の繊維企業であった東洋紡は、1960年代以降の繊維業の成長鈍化に伴い、新規事業の1つとして逆浸透膜事業に着手した。どちらかといえば後発で製品開発に取り組んだ同社は、他社とは異なる酢酸セルロース系中空糸型RO膜の開発を選択し、また中東という市場に特化した結果、逆浸透膜事業の拡大に成功している。本ケースでは、東洋紡による逆浸透膜事業の歴史をひもときながら、「水がいくらで造れるか」という競争における同社の競争優位の源泉を捉え、その源泉を得るに至った要因を戦略論の観点から考察する。
【書誌情報】
ページ数:24ページ
サイズ:A4判変形
商品番号:TYKZ00113
登録日:2014/6/17
発行号:2014年夏号