クラレ : 三位一体による顧客価値の創出
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日本企業の多くが、利益や付加価値の創出という意味での価値づくりができていないなかで、例外的に大きな価値づくりを実現しているのが、クラレである。同社の営業利益率が同業他社と比較しても非常に高いのは、商品の多くが世界トップシェアを実現している結果である。本ケースでは、クラレがこのような価値づくり(高利益)ができている理由を、戦略と組織の面から説明していく。近年、日本を含めた先進国市場の成長鈍化や、アジア諸国の強力な競合企業の台頭により、競争が許容範囲を超えて過当競争になる傾向が強くなってきた。そのため、これまでと同様に大きな成長市場に参入すると、日本企業は競争に飲み込まれてしまい、価値づくりができない事例が増えてきた。クラレの戦略は歴史的に「小さな池で大きな鯉になる」という視点を重視してきた。小さい市場でも、自社の強みが最大限に活きる市場を徹底的に見きわめ選択する。その市場で、かけがえのない企業となり、社会に独自の貢献をするのである。
【書誌情報】
ページ数:20ページ
サイズ:A4判変形
商品番号:TYKZ00103
登録日:2013/3/15
発行号:2013年春号