エスビー食品 : 「食べるラー油」ブームとカテゴリー創造
通常価格
¥770 JPY
通常価格
セール価格
¥770 JPY
単価
あたり
ギョーザを食べるときに欠かせないラー油。1923年に日本初のカレー粉を製造したことで知られるエスビー食品は、スパイスとハーブのリーダー企業として、ラー油市場でも8割のシェアを誇ってきた。しかし、桃屋が「辛そうで辛くない少し辛いラー油」を2009年8月に導入したことで状況は一変する。これは、本来「かける」ものであるはずのラー油をご飯などにのせておかずとして「食べる」というまったく新しいラー油であった。これに対抗すべく、エスビー食品は、わずか7カ月後に「ぶっかけ!おかずラー油 チョイ辛」を投入した。新しいラー油をめぐる2社の競争は社会的にも注目を浴び、「食べるラー油」は空前のブームとなり、ラー油全体の市場規模は10倍にまで急拡大した。「食べるラー油」という新しいカテゴリーは、どのようにして創造されたのだろうか。また、従来型のラー油のリーダー企業であるエスビー食品は、どのようにしてこのブームのなかで機敏に市場シェアを獲得していったのか。本ケースではこの経緯を明らかにする。
【書誌情報】
ページ数:20ページ
サイズ:A4判変形
商品番号:TYKZ00101
登録日:2012/12/14
発行号:2012年冬号